意味がわかると怖い話 敵のアジト
俺とAは任務で敵のアジトに潜入していた
俺は地上3階、
Aは地下3階で
それぞれ作業をしていた
任務は順調に思えたが、
上司から即時撤退の指示が出た
潜入は敵にばれていて爆弾が仕掛けられていたらしい
急いで出口に向かう、
転げ落ちそうになりながら階段を降りていく
Aは大丈夫だろうかと考えたが
奴は足の速さだけは凄かった
階段を下る俺と階段を登るアイツで
同じ速度だったし心配はいらないだろう
俺が脱出すると同時に建物は爆発した
爆発の衝撃で俺は少しの間、
意識を失っていたようだ
Aは無事だろうかと辺りを見渡すと
少し離れたところに居やがった
Aが手招きをしている、
何か言ってるようだが爆発の影響か聞こえない
まぁ、助かったんだ
任務は成功とは言えないが二人で酒を飲みに行こう
解説
Aは足が速い
俺とAは上るのと下るので同じスピードだ
俺の仕事場は三階
Aの仕事場は地下三階
つまり、
俺は
三階➡
二階➡
一階
Aは
地下三階➡
地下二階➡
地下一階➡
一階
同じ速度では、どう考えても間に合わない
手招きしていたAはすでに幽霊なのかもしれない………………