俺のブログ!?

興味のあること語ります

意味がわかると怖い話 良心的な古着屋


いや、ゴメン冷やかしだから、気にしないで。

隣のお店のぞいたついで。

へぇ、お隣は弟さんがやってるんだ。

お隣の石けんと毛布のお店、

って変わった品揃えでビックリしたけど、

おたくの古着もビックリの御値段だね。





それにしても、儲かってるの?

こんな山の中に店を出して。

格安だから客が来るって?





でこの品数を安く仕入れるのは、大変なんじゃない?

商売ってのはさ、

持ちつ持たれるだから、

良心的すぎるのもどうかと思うよ。








ああ、これ?似合うかな?

そう、じゃあ、試着室で着てみていいかい?

いや、マジでこのスーツが1000円なんて店長、






良心的すぎるって。








解説





試着室が二重扉になっていて、

身ぐるみ剥がされるというよくある話。

実際に人の死体の脂肪や髪の毛から

石鹸が作れるとか。

意味がわかると怖い話 6歳と4歳の息子





私には6歳と4歳の息子が居る。







その日、

雑誌編集者の妻は年末進行で仕事に出ていたので、

私が息子たちの面倒を見ることになっていた。






昼食を取り、三人で公園に出かけた。







私は誰もいない公園のベンチに座り、

読みかけの新書に目を落とした。






縄跳びがリズム良く空を切る音と一緒に、

下の息子の声が聞こえる。







「兄ちゃん、貸してよ」

「ねえ、こっち使っていいから!」






上の息子の青い縄跳びが欲しいのだろう。

下の息子のは、もっと短い赤い縄跳びだったからな。






せめて同じ色のものを買うべきだった。

また大喧嘩になる。

この年頃の男の子が、

自分から弟に物を貸すことは、普通ない。








それがこの日は兄が無視を決め込んでいるようだ。

となると、弟は私に泣きついてくるほかない。

下の息子が私の前に小走りでやってくる。




そらきた。私は本から目を上げた。






「兄ちゃんが冷たいよ」









まあ泣いてないだけ偉い。喧嘩もしなかったし。

おや、でもこいつはちゃんと

兄の縄跳びを持っているじゃないか。



そこで私は言った。








「そんなことないよ。

お兄ちゃんらしく縄跳びを貸してくれたろ。

ありがとうって言って、

もうちょっと一緒に遊んでおいで」。





私は再び本を開いた。弟の足音が遠ざかる。





「兄ちゃん、ありがとう」





の声のあとに、

幼い手が拙く縄跳びを回す音が聞こえてきた。



解説


『兄ちゃんが冷たいよ』





兄の態度が冷たいのではなく、

兄は死んでしまっている。




弟が縄をとるときに誤って

首にひっかけてしまったのか、




それとも故意に首をしめたかのどちらか。

意味がわかると怖い話 月面

今、友人といっしょに月面にいる。 

くじ引きで決まった。

友人も一緒に来る事ができたことが

何よりもうれしい。 






宇宙服を身に着けて月面に立ち地球を見る。 

「あれが地球なのね」 

「うん、あちこち光っているね」 

「そうね。

ここに来ることができただけでも幸せなのよね」 

「あの光はいつ消えるのかな?」 

「当分は消えないと思う」 

「そうか・・・・」






解説





『うん、あちこち光っているね』

地球上で光っているのは核戦争による光。

わけわからない


俺が公園のベンチに座っていると、

突然知らない女が話しかけてきた。



女はワケのわからないことを俺に言ってくる。

気持ち悪い女だと思い

適当にあしらって帰ろうとしたが、

いきなり俺の妻は死んだとか言いだしたので、

頭にきて怒鳴りつけてやった。








それでも女は俺の後をついてきた。

気味が悪いので早足で帰っていると、

今度は見知らぬ男が話しかけてきた。









いったいなんなんだこいつらはと思ったが、

男のほうは話してみると意外といい奴みたいだった。

男の名前を聞くと、

驚いたことに去年生まれた息子と同じ名前だった。










俺がそのことを伝えると、男は困ったように笑った。

こんな偶然もあるものなのだな。

家に着いたら、妻に話してやろう。

しかし、この男と女は

どこまで着いてくる気なのだろう?










解説








『去年生まれた息子と同じ名前だった。』

『俺がそのことを伝えると、

男は困ったように笑った。』






男は語り手の息子だった。

そのため、反応に困り笑うしかなかった。

『この男と女はどこまで着いてくる気なのだろう?』








着いてくるのも一緒に住んでいるから。









『突然知らない女が話しかけてきた』

『いきなり俺の妻は死んだとか言いだした』





知らない女性が娘であれば「お母さん」と言うはず。

しかし、『俺の妻』と言っていることから、

見知らぬ女性は「お母さん」ではなく、

名前で呼んだ。

つまり、息子の妻。

語り手はおそらく認知症となり、

最近の記憶がなくなり、息子が生まれて

一年までの記憶となっているのだろう。

意味がわかると怖い話 天国の門番







あるところに天国の門があった。

そして、その前に天国の門の門番がいた。

そこにA、B、Cの三人が来た。門番はAにきいた。









門番「何故お前は死んだんだ?」








Aは答えた。










A「私は仕事を終え、

家に帰ると部屋が荒らされており、

奥の部屋で妻が殺害されていました。

そして、ふと、ベランダを見ると、

見知らぬ男がベランダに掴まっており、

こっちの部屋に入ろうとしてきたのです。








私はこいつが犯人だと思い、半狂乱になって、

隣にあったタンスを持ち上げ、

その男にぶつけました。

そしたら、その男はタンスとともに落ちてゆき、

死にました。

その後、妻が死んだショックで自ら命を断ちまた。」







次に門番はBにきいた。







門番「お前は何故死んだんだ?」







Bは答えた。






B「私はとあるマンションの屋上で寝ていたら、

誤って落ちてしまいました。

しかし、奇跡的にすぐ下の階のベランダに

掴まることが出来、そのベランダに入ろうとしたら、

見知らぬ男がすごい形相でタンスを投げつけてきて、

私はタンスとともに落ちてゆき、死にました。」





次に門番はCにきいた。





門番「お前は何故死んだんだ?」





Cは答えた。




C「私はタンスの中に入っていました。」






解説
Aの妻を殺した犯人はC。

CはAの家に入り込み、Aの妻を殺害し、

金目の物を盗んでいたら、Aが帰宅。






慌ててタンスの中に隠れたら、AがBを犯人だと勘違いし、

Cが入っているタンスをBに投げつけた。




CはBとともににタンスに入ったまま落ちてゆき、

そのまま死んだ。

意味がわかると怖い話 お別れ会の色紙

今日は親友のA君が転校するのでお別れ会をやった、

みんなと別れるのが寂しいのか、

A君はちょっと落ち込んでるみたいだった。







お別れ会はとても素晴らしいものだった。








途中、歌が得意なM君が歌を歌って

盛り上げてくれたり、








学級委員のS子が詩の朗読をして

雰囲気を作ってくれた。







そして、お別れ会のクライマックス。

親友の僕がA君にプレゼントを手渡す瞬間だ。







プレゼントはクラス全員で書いた寄せ書き。






昨日、出席番号順で周ってきた

その白い綺麗な色紙に、

僕は今までの思いを込めて







「ありがとう」と、一言だけ書いた。







親友なのにそれだけ?と思うかもしれないけど、

その言葉だけで気持ちは十分伝わるはず。

僕は綺麗な袋に入った色紙をA君に渡した。







「元気でね、A君・・・」

「今までありがとう、W君・・・」







A君はちょっと照れたような表情を浮かべて、

袋の中の寄せ書きを見た後、

感極まったのか号泣してしまった。








そんなA君を見て、たまらず僕も号泣してしまった。

プレゼントをこんなに喜んでもらえるなんて、

本当に嬉しい。







二人して泣いてる姿が滑稽だったのか、

クラスの皆がニヤニヤしながらこっちを見ている。

僕は急に恥ずかしくなって、照れ笑いをした。






本当に、とても素晴らしいお別れ会になりました。






解説

W君だから、出席番号上最後の方。

出席番号順で書いた寄せ書きが、白紙で回ってくる。

誰も書いてくれなかった。

意味がわかると怖い話 テレビ画面



テレビを見ていると

画面に数人映っておりワーワーと叫んでた。

いつもの事なので無視してチャンネルを変える。












腹も減ってきたのでご飯を作りゆっくりと食べた。

いつもはお笑い番組などを見ながら食べるのだが、

今日はうるさいので

パソコンで動画を見ながら食べた。







一応テレビは消音にしておいた。

ご飯を食べ終えて、風呂に入る。







テレビにはまだ数人が座ってワーワーやってた。

電気を消して寝る事にした。







それから数日間は同じような生活だった。

勿論今日も。






テレビは2人が映り何か掛け合いをしていた。

漫才のようで、プッと噴出してしまった。








解説





テレビを見ていたのは誘拐犯である。

テレビ画面には誘拐された人たちが反射して映っていた。

反射して映っている人は誘拐犯に監禁され騒いでいた。