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意味がわかると怖い話 ロボット電池



パパはいつも僕に、
新しいおもちゃを買ってきてくれる。

 

テレビのヒーローのおもちゃとか。
敵のモンスターのおもちゃとか。

 

ロボットのおもちゃは、大きくて、
ボタンを押したらミサイルが出たりロケットパンチが飛んだりする。

 


電池が切れたら動かなくなるから、
パパに言って電池をかえてもらう。

 

大きいおもちゃは、
僕がもっとお兄ちゃんにならないと買ってもらえないんだ。

 


今日、パパが新しいおもちゃを買ってきた。

 

今度のはスゴい。

 

前に買ってもらったロボットよりも大きい。

 

あんまり知らないキャラクターだけど、
たぶん敵の巨大モンスターかな。

 

僕がお兄ちゃんになったんだって、
パパは言ってた。

 

だから大きいおもちゃを買ってくれたんだね。

 


大切にしなさいって言われたけど、
さっそく遊んでみることにした。

 

ちょっと触ったら、音が鳴った。

 

どこかボタンを押しちゃったのかも。

 

止め方が分からないからあちこち押してみたけど、
音が大きくなるだけ。

 

パパに見つからないように、
音の鳴ってるところを押さえて
音が聞こえないようにしておいた。

 

しばらくしたら音が鳴らなくなって、
動かなくなっちゃった。

 

電池が切れたのかな。

 

パパにかえてもらおう。

 





 

解説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『僕がお兄ちゃんになったんだって、パパは言ってた』

 

語り手は『お兄ちゃんになった』というのを

「成長した」と捉えているが、

実際は「弟ができてお兄ちゃんになった」というそのままの意味。

 

つまり、新しい大きいおもちゃは弟である赤ちゃん。

 

『ちょっと触ったら、音が鳴った』

は赤ちゃんが泣き出してしまったということ。

 

『音の鳴ってるところを押さえて』

つまり、赤ちゃんの口を押さえて

『しばらくしたら音が鳴らなくなって、動かなくなっちゃった』

上手く呼吸ができずに死んでしまった。

 

 

おそらく生まれてすぐの赤ちゃんだと思うが…



なんて異常なお兄ちゃんなんだwww